この記事では、[8591]オリックス系の総合リートである[8954]オリックス不動産投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移を紹介したいと思います。
人によっては『不動産事業を営んでいる』というイメージはそれほどないのではないかと思われます。
[8954]オリックス不動産投資法人の特徴
オリックス不動産投資法人[8954]は特にその投資対象を限定しない『総合リート』という特徴を有しています。
投資地域についても特に制限をしている訳ではなく、都心地域を中心としつつも全国に物件を保有しています。
同社の久しぶりの超大型物件として、2017年1月に東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの１つであるサンルートプラザ東京（現東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート）を取得しました。
また、2018年2月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン®（USJ）のオフィシャルホテルの１つであるユニバーサルポートを取得しました。
一気にホテルの保有比率が上がっています。
一時期の3%台前半の利回りは、アベノミクス相場以前の事を思うとかなり魅力に欠ける水準であるように思います。
ただ、同社の『総合型・地域分散型という理念』自体は、リート投資にあたって平均的な成績を目指したいという方にはちょうど良いのではないかと思います。
これが一番のお勧めポイントです。
[8954]オリックス不動産投資法人 資産種類別の投資割合
[8954]オリックス不動産投資法人 地域別の投資割合
[8954]オリックス不動産投資法人 上位の投資物件
[8954]オリックス不動産投資法人 過去1年間&10年間の株価推移
10年前を振り返ると投資口価格が20万円台ということもあった[8954]オリックス不動産投資法人でしたが、その後の下落局面では、逆に5万円強まで下がってしまうこともありました。2019年11月には、一時上場来高値の25万円に届こうか(11/6 246,600円)という場面がありました。
2020年3月以降の新型コロナウイルス相場では一時期10万円を切る局面もありました。
今後も波乱の展開となりそうな予感がします。
[8954]オリックス不動産投資法人 １口あたり分配金の推移
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