ゆうの高配当株投資ブログ

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【VYM】【HDV】【VIG】【SPYD】米国株高配当ETFを比較してみた

この記事では、米国株式市場に上場している米国高配当ETFの中から代表的な4つのETFを比較したいと思います。

米国高配当ETFの魅力

高配当ETFとは?

ETF(Exchange Trade Funds)は、証券取引所に上場している投資信託です。

一般的に、投資信託に比べて信託報酬等の維持コストが低いことが特徴です。

株式と同様に売買することできます。

高配当ETFは株式の中でも配当利回りが高い銘柄で構成されたETFのことをいいます。

高配当ETFは他の一般的なETFよりも配当利回りが高いことが大きな特徴となっています。

米国高配当ETFのメリット

米国高配当ETFに投資するメリットは、大きく以下の3つがあると思います。

分散投資でリスクを抑えることができる

・安定した配当金を得ることができる

・力強い米国株式市場の恩恵を受けることができる

 

分散投資でリスクを抑えることができる

ETFは複数の銘柄に分散投資しています。

そのため、分散投資によるリスク低減効果が期待できます。

ETFを1株購入すると、多くの銘柄に投資できるので、少額で分散投資をすることができます。

安定した配当金を得ることができる

高配当ETFは成熟した安定した企業が組み入れられている場合が多いです。

そのため、安定した配当金を狙うことができます。

配当利回りが3~4%くらいになっており、年に4回配当を受け取ることができます。

力強い米国株式市場の恩恵を受けることができる

米国は先進国で唯一人口が増えていて、競争力の高いグローバル企業が存在します。

また、株主還元の意識も高いです。

こういった理由から米国市場は一貫して、右肩上がりです。

長期にわたって安定して成長してきた優良企業が米国にはたくさんあり、

米国高配当ETFに投資することで、日本にいながら米国市場の成長を享受することができます。

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前置きが長くなってしまいました。

これからは今回紹介する4つのETFについて、特徴を見ていきたいと思います。

全て米国に上場しているETFになります。

米国高配当ETFの代表的な銘柄を比較

【VYM】バンガード米国高配当株式ETFの基本情報

参考 

Vanguard Mutual Fund Profile | Vanguard

  • ティッカー:VYM
  • ベンチマーク:FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 基準価格:106.03
  • 信託報酬:0.06%
  • 設定日:2006/11/10
  • 純資産総額:46.461十億米ドル
  • 構成銘柄数:443
  • 配当金支払い:年4回(4半期ごと、配当利回り3.04%程度)

組み入れセクター上位は金融、ヘルスケア、生活必需品、消費財になっています。
VYMは純資産総額が金融セクターの比率が高い点が特徴です。
金融、消費財景気循環株が多く、不況の影響を受けやすいです。
配当利回りHDVやSPYDに比べて低めになっています。
また、純資産総額が大きいこと、構成銘柄数が410と多いことも特徴といえます。

セクター構成 比率
金融 19.40%
ヘルスケア 15.50%
生活必需品 13.40%
資本財 9.90%
エネルギー 9.20%
公益事業 8.40%
一般消費財 8.20%
テクノロジー 6.60%
通信サービス 5.50%
素材 3.90%
構成銘柄 比率
Johnson & Johnson 3.48 %
Exxon Mobil Corp. 2.69 %
Procter & Gamble Co. 2.56 %
JPMorgan Chase & Co. 2.45 %
Pfizer Inc. 2.21 %
Chevron Corp. 2.12 %
Home Depot Inc. 2.11 %
Eli Lilly & Co. 2.04 %
AbbVie Inc. 2.02 %
Coca-Cola Co. 1.83 %

HDViシェアーズ・コア米国高配当株ETF

参考

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF

組み入れ銘柄のセクター上位はヘルスケア、エネルギー、生活必需品、情報通信になります。
配当利回りはSPYDと比べてやや低めとなっています。

セクター構成 比率
ヘルスケア 22.34%
エネルギー 18.81%
生活必需品 16.75%
情報技術 13.00%
公益事業 8.12%
資本財・サービス 6.85%
金融 6.65%
通信 5.34%
一般消費財・サービス 1.12%
素材 0.74%
構成銘柄 比率
Exxon Mobil Corp. 7.45%
Johnson & Johnson 6.45%
Chevron Corp. 5.35%
Verizon Communications Inc. 5.26%
AbbVie Inc. 5.22%
Philip Morris International Inc. 4.11%
Coca-Cola Co. 3.85%
Merck 3.80%
Cisco systems 3.57%
Broadcom Inc. 3.54%

【VIG】バンガード米国増配株式ETF

参考

Vanguard Mutual Fund Profile | Vanguard

  • ティッカー:VIG
  • ベンチマークS&P US Dividend Growers指数
  • 基準価格:153.65
  • 信託報酬:0.06%
  • 設定日:2006/4/27
  • 純資産総額:64.109十億米ドル
  • 構成銘柄数:289
  • 配当金支払い:年4回(4半期ごと、配当利回り1.93%程度)
セクター構成 比率
情報通信 22.90%
ヘルスケア 16.50%
金融 14.70%
生活必需品 13.70%
資本財 12.90%
一般消費財 8.90%
素材 4.70%
公益事業 3.50%
通信サービス 2.10%
エネルギー 0.10%
構成銘柄 比率
UnitedHealth Group Inc. 4.21 %
Johnson & Johnson 4.08 %
Microsoft Corp. 3.87 %
Procter & Gamble Co. 3.04 %
JPMorgan Chase & Co. 2.89 %
Visa Inc. Class A 2.74 %
Home Depot Inc. 2.50 %
Mastercard Inc. Class A 2.38 %
Coca-Cola Co. 2.14 %
PepsiCo Inc. 2.01 %

【SPYD】SPDRポートフォリオS&P・500高配当株式ETF

参考

SPYD: SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF

  • ティッカー:SPYD
  • ベンチマーク:S&P500高配当指数
  • 基準価格:41.13
  • 信託報酬:0.07%
  • 設定日:2015/10/22
  • 純資産総額:7.964十億米ドル
  • 構成銘柄数:80
  • 配当金支払い:年4回(4半期ごと、配当利回り4.11%程度)

SPYDの特徴は、この記事で紹介する4銘柄のうち、最も配当利回りが高いことです。
また、組み入れ銘柄の上位は、金融、公益事業、不動産、エネルギーになります。

セクター構成 比率
金融 21.19%
公益事業 15.68%
不動産 14.93%
エネルギー 9.04%
生活必需品 7.43%
コミュニケーション・サービス 7.39%
ヘルスケア 6.12%
一般消費財・サービス 6.03%
素材 5.98%
情報技術 4.92%
資本財・サービス 1.30%
構成銘柄 比率
Edison International 1.37%
Chevron Corp. 1.35%
Valero Energy Corporation 1.33%
Public Service Enterprise Group Inc 1.33%
Franklin Resources Inc. 1.33%
Exxon Mobil Corp. 1.32%
PPL Corporation 1.31%
Dominion Energy Inc 1.30%
Consolidated Edison Inc. 1.30%
Evergy Inc. 1.30%

VIGには「10年以上増配を続けている米国株のみで構成されている」という特徴があります。
そのため、長期的に増配を見込むことができます。
組み入れ銘柄の上位は、情報通信、ヘルスケア、金融、生活必需品になります。
配当利回りはこの記事の中で紹介するETFの中では最も低いです。
他のETFと異なり、組み入れ銘柄上位にUnitedHealth Group Inc、Microsoft Corp.、Visa Inc.、Home Depot Inc.、Mastercard Inc.といった銘柄が組み入れられています。

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