この記事では、シスコ(SYY)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
シスコの基本情報
企業概要
シスコは、小規模事業者が乱立する食品サービス卸売市場で17%の市場シェアを有する米国最大の食品サービス卸売会社である。40万種を超える食品・非食品を、レストラン(売上高の63%を占める)、ヘルスケア施設(同8%)、教育・政府施設(同8%)、旅行・レジャー(同7%)、消費者向けに外食を提供するその他のロケーション(14%)に提供している。2022年度売上高の82%を米国市場が占め、カナダ(同7%)、英国(同4%)、フランス(同2%)、その他の地域(同4%)がこれに続く。
シスコの株価推移
シスコの週足リアルタイムチャートです。
綺麗に上昇しているチャートとなっています。
シスコの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記は四半期ごとにシスコの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
シスコは毎年安定してEPSを稼いでいます。
また、シスコのEPSは2009年からおよそ5割ほど増加しています。
2020年にコロナウイルスの影響か大きくEPSが減少していますが、現在は復活しています。
上記はシスコのPERを1日ごとに図示したグラフです。
シスコのPERはコロナウイルスの影響でEPSが減少した2020年、2021年を除いておおむね25倍~30倍前後を推移しています。
長期的に見た場合、現在の株価は割安でも割高でもないといえる水準となっています。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はシスコ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
シスコのBPSは2015年以降減少傾向にあります。
BPSが減少している間も株価は堅調に推移しています。
上記はシスコのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
シスコのPBRは年々上昇し、直近だと約8倍です。
PBRが上昇している間も株価は堅調に推移しているので、PBRを割安、割高の指標に用いるのは適切ではないと感じます。
シスコのキャッシュフロー
シスコは毎年非常に安定したフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことからシスコは他社に比べて優位性のある事業を行っているといえます。
シスコの配当データ
基本情報
・配当利回り:2.55%(2023/2/7時点)
・年間配当額:1.96ドル
・配当権利確定月:1,4,7,10月
・配当支払い月:2,5,8,11月
・連続増配年数:52年
配当利回りの長期推移
上記はシスコの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
シスコの配当利回りは長期的に見るとほぼ一定で2.5%前後を推移しています。
現在の株価は配当利回りでみると割安でも割高でもない水準だと思います。
配当金推移と増配率
上記はシスコの四半期ごとの配当と増配率の表になります。(株式分割は考慮してあります。)
2017年から2020年の間を除いて、5%弱の増配を毎年行っています。
現在の配当性向推移が75%弱と高めですが、EPSが成長傾向にあることも考えて、今後も5%弱の増配が続いていくと思います。