私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、エマソン・エレクトリック（EMR）の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
エマソン・エレクトリックの基本情報
企業概要
エマソン・エレクトリックは、オートメーション機器およびサービスの販売を手掛ける。インテリジェントデバイス、ソフトウェア制御という2つの部門からなる。ソフトウェア制御部門では、産業用ソフトウェア事業であるAspenTechの過半数の株式も保有している。インテリジェントデバイス部門は、Ridgidなどのいくつかの家庭用ブランドを誇るツール事業も保有している。自動化事業は、測定および分析機器、制御弁、アクチュエータ、その他の製品やサービスで構成されるプロセス製造ソリューションで最もよく知られている。地理的には、売上高のほぼ半分は米州からとなっている。
エマソン・エレクトリックの株価推移
エマソン・エレクトリックの週足リアルタイムチャートです。
エマソン・エレクトリックは成長株のように毎年力強く株価が上昇し、綺麗な上昇トレンドのチャートとなっています。
エマソン・エレクトリックの株価指標
一株当たり利益（EPS）とPERの長期推移
上記はエマソン・エレクトリックの一株あたり利益（EPS）を図示したグラフです。
エマソン・エレクトリックのEPSは2021年に大きく増加し、2009年以降で約2.5倍になっています。
上記はエマソン・エレクトリックのPERを1日ごとに図示したグラフです。
エマソン・エレクトリックのPERは2018年以降は15倍～30倍の範囲を推移しています。
PERで見た場合、エマソン・エレクトリックの株価は割安の水準にあると言えます。
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一株あたり純資産（BPS）とPBRの長期推移
上記はエマソン・エレクトリック一株あたり純資産（BPS）を図示したグラフです。
エマソン・エレクトリックのBPSは2022年以降急上昇し、現在は30ドル弱の水準を推移しています。
上記はエマソン・エレクトリックのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
エマソン・エレクトリックのPBRは3～6倍の範囲で推移しています。
現在のPBRは約3倍とPBRで見ると現在は割安の水準になっています。
エマソン・エレクトリックのキャッシュフロー
エマソン・エレクトリックは毎年非常に安定したフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことからエマソン・エレクトリックは他社に比べて優位性のある事業を行っているといえます。
エマソン・エレクトリックの配当データ
基本情報
・配当利回り：2.51%（2023/3/28時点）
・年間配当額：2.08ドル
・配当権利確定月：2,5,8,11月
・配当支払い月：3,6,9,12月
・連続増配年数：65年
配当利回りの長期推移
上記はエマソン・エレクトリックの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
エマソン・エレクトリックの配当利回りは変動が大きく、2%～5%強の範囲で推移しています。
現在の配当利回りは2.5%程度と長期的に見ると低い水準になっています。
後述しますが、増配率もかなり渋いので現在の配当利回りで購入するのは、少し物足りない水準だと思います。
配当金推移と増配率
上記はエマソン・エレクトリックの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
エマソン・エレクトリックの増配率は毎年下がっていて、2016年以降はは1%台となっています。
配当性向は50%代前後とそれほど低くなく、
長期的な傾向からこれからどんどん増配されていくのはきびしいと思います。
