私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、エコラボ(ECL)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
エコラボの基本情報
企業概要
エコラボは、ホスピタリティ、ヘルスケア、産業市場向けの洗浄・衛生製品を生産および販売している。食器や洗濯システム、害虫防除、感染予防製品など、幅広い製品やサービスを提供し、このカテゴリーの世界的な市場シェアのリーダーである。米国市場は堅調に推移しており、海外での収益拡大を目指している。さらに、水、製造、ライフサイエンスのエンドマーケットの顧客にサービスを提供し、カスタマイズされたソリューションを販売している。
エコラボの株価推移
エコラボの週足リアルタイムチャートです。
エコラボの株価は2021年の後半までは綺麗な上昇傾向だったのですが、2021年11月にピークの240ドルをつけた以降に株価が下落し、現在の株価は170ドル程度の水準になっています。
エコラボの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はエコラボの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
エコラボのEPSは2019年までは順調に成長していましたが、2020年にコロナウイルスの影響で大きなマイナスを記録しました。
その後のEPSは現在復調傾向にあります。
上記はエコラボのPERを1日ごとに図示したグラフです。
エコラボのPERは2020年以前は30倍前後で推移していたのですが、
2020年に赤字となった以降はPERが大きくなり、現在は40倍を超えた水準で推移しています。
PERで見ると2009年以降は最も割高な水準にあります。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はエコラボ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
エコラボのBPSは2020年以前は増加傾向にあったのですが、2020年はコロナウイルスの関係で赤字になり、BPSが減少しました。その後は復調傾向にあります。
上記はエコラボのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
エコラボのPBRは3倍から10倍までの範囲で推移していて、変動が非常に大きいです。
現在は6倍程度と長期的な平均値付近となっており、PBRで見ると割安でも割高でもない水準だといえます。
エコラボのキャッシュフロー
エコラボは毎年安定してフリーキャッシュフローがプラスとなっています。
このことからエコラボは優位性のある事業を行っていることがうかがえます。
エコラボの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.22%(2023/6/5時点)
・年間配当額:2.12ドル
・配当権利確定月:3,6,9,12月
・配当支払い月:1,4,7,10月
・連続増配年数:31年
配当利回りの長期推移
上記はエコラボの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
エコラボの配当利回りは安定していて、1%強の配当利回りで安定的に推移しています。
配当金推移と増配率
上記はエコラボの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
エコラボの増配率は2014年以降は年々減少傾向にあり、直近の増配率は5%今日となっています。
配当性向的にはまだ余裕があるので、これからも増配自体は問題なく続くと予想できます。