私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、PPGインダストリーズ(PPG)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
PPGインダストリーズの基本情報
企業概要
PPGインダストリーズは、同業大手アクゾノーベルの一部資産を買収後、世界最大級のコーティング・メーカーとなった。製品は、自動車、航空宇宙、建設、および産業市場などのさまざまなエンドユーザーに販売されている。世界中の多くの地域で事業を展開しており、北米からの売上高は全体の半分以下にとどまる。コーティングや特殊製品に注力し、メキシコのコメックスの買収に代表されるように新興地域での事業拡大を進めている。
PPGインダストリーズの株価推移
PPGインダストリーズの週足リアルタイムチャートです。
PPGインダストリーズの株価は2008年以降、順調に株価が上昇していることがわかります。
PPGインダストリーズの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はPPGインダストリーズの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
PPGインダストリーズのEPSは年によって変動が大きいですが、長期的に見ると上昇傾向にあります。
EPSの上昇に伴い、株価が上昇しているといえます。
上記はPPGインダストリーズのPERを1日ごとに図示したグラフです。
PPGインダストリーズはEPSの変動が激しいため、PERも変動が激しいです。
現在のPERは25倍とPERで見ると、やや割高の水準にあると言えます。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はPPGインダストリーズ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
PPGインダストリーズのBPSは緩やかな上昇傾向にあります。
上記はPPGインダストリーズのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
PPGインダストリーズのPBRは2014年以降は4倍から6倍のレンジで推移しています。
PBRで見るとPPGインダストリーズの株価は割安の水準にあると言えます。
PPGインダストリーズのキャッシュフロー
PPGインダストリーズは毎年安定して営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスとなっています。
このことからPPGインダストリーズは優位性のある事業を行っていることがうかがえます。
PPGインダストリーズの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.71%(2023/7/10時点)
・年間配当額:2.48ドル
・配当権利確定月:2,5,8,11月
・配当支払い月:3,6,9,12月
・連続増配年数:51年
配当利回りの長期推移
上記はPPGインダストリーズの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
PPGインダストリーズの配当利回りは2014年以降は1.5%前後とほぼ一定で推移しています。
配当利回りで見ると現在の株価は割安でも割高でも無い水準にあると言えます。
配当金推移と増配率
上記はPPGインダストリーズの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
PPGインダストリーズの増配率はあまり変動がなく、5%~10%の間で推移しています。
配当性向もそれほど高くないので、今後も毎年5%~10%のペースで増配が続くと予想できます。