私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、W.W.グレインジャー(GWW)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
W.W.グレインジャーの基本情報
企業概要
WWグレインジャーは、4,500社を超えるサプライヤーから調達した約150万の保守・修理・運用(MRO)製品を販売している。オンライン・電子購買プラットフォーム、自動販売機、カタログ、世界の300を超える拠点のネットワークを通じて、約500万の顧客に製品を提供している。近年、eコマースに投資しており、北米で11番目に大きなeコマース小売業者である。
W.W.グレインジャーの株価推移
W.W.グレインジャーの週足リアルタイムチャートです。
W.W.グレインジャーは成長株のように毎年力強く株価が上昇し、綺麗な上昇トレンドのチャートとなっています。
W.W.グレインジャーの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はW.W.グレインジャーの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
W.W.グレインジャーのEPSは年々上昇しており2009年以降で約5倍になっています。
上記はW.W.グレインジャーのPERを1日ごとに図示したグラフです。
W.W.グレインジャーのPERは比較的安定していて、おおよそ15~20倍の範囲で推移しています。
PERで見た場合、現在のPERは20倍弱でW.W.グレインジャーの株価は割安でも割高でもない水準にあると言えます。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はW.W.グレインジャー一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
W.W.グレインジャーのBPSはあまり変動が無く、現在は55ドル前後の水準を推移しています。
上記はW.W.グレインジャーのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
W.W.グレインジャーのPBRは年々上昇しています。
現在のPBRは過去最高に近い水準ですが、PBRが少々しているときも株価が上昇しているので、PBRを割安・割高の基準にするのは適切では無いと思います。
W.W.グレインジャーのキャッシュフロー
W.W.グレインジャーは毎年非常に安定したフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことからW.W.グレインジャーは他社に比べて優位性のある事業を行っているといえます。
W.W.グレインジャーの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.03%(2023/4/24時点)
・年間配当額:6.88ドル
・配当権利確定月:2,5,8,11月
・配当支払い月:3,6,9,12月
・連続増配年数:51年
配当利回りの長期推移
上記はW.W.グレインジャーの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
W.W.グレインジャーの配当利回りは2020年以降減少傾向にあり、
現在の配当利回りは1%程度と過去最低水準にあり、配当利回りで見た場合は割高だといえます。
配当金推移と増配率
上記はW.W.グレインジャーの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
W.W.グレインジャーの増配率は2016年以降は5%前後で安定した増配となっています。
ただ、配当性向は30%程度とあまり高くないので今後も安定した増配が続くと思います。