私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、アッヴィ(ABBV)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
アッヴィの基本情報
企業概要
アッヴィは、免疫学や腫瘍学分野に主軸を置く製薬会社である。現在、主力製品であるヒュミラによる利益が全体の利益の過半を占める。2013年初頭にアボット・ラボラトリーズから分社化された。最近のアラガンの買収によって、審美および女性医学分野での新薬が追加された。
アッヴィの株価推移
アッヴィの週足リアルタイムチャートです。
アッヴィの株価は大きな押し目もほとんどなく順調に上昇が続いています。
アッヴィの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はアッヴィの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
アッヴィのEPSは年によって増減はありますが、増加傾向にあります。
EPSの成長が評価されて株価が上昇しているように思います。
上記はアッヴィのPERを1日ごとに図示したグラフです。
PERは大体40倍がピークになっています。
ほとんどの期間で20倍を下回る水準で推移しています。
現在は40倍弱となっており、PERでみるとやや割高の水準にあると思います。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はアッヴィ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
アッヴィのBPSは年によって増減が大きく、BPSがマイナスになっている期間もあります。
上記はアッヴィのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
アッヴィのPBRは年によって増減が激しく、PBRがマイナスになっている期間もあります。
PBRがマイナスになっている期間も株価が上昇しているので、PBRを割安割高の判断に使えないと思います。
アッヴィのキャッシュフロー
アッヴィは毎年多くのフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことから優位性のあるビジネスを行っていることが推測できます。
この安定したキャッシュフローが株主還元の源泉になっています。
アッヴィの配当データ
基本情報
・配当利回り:4.33%(2023/11/5時点)
・年間配当額:6.20ドル
・配当権利確定月:1,4,7,10月
・配当支払い月:2,5,8,11月
・連続増配年数:51年
配当利回りの長期推移
上記はアッヴィの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
アッヴィの配当利回りは多くの期間で4%前後を推移しています。
現在の配当利回りは4.3%強で長期的に見るとやや割安といえる水準にあると思います。
配当金推移と増配率
上記はアッヴィの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
アッヴィの増配率は年々低下していて、直近だと5%の増配となっています。
配当性向も高く、今後は高い増配率を期待するのは難しいと思います。