私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、スタンレー・ブラック ・アンド・デッカー(SWK)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの基本情報
企業概要
スタンレー・ブラック・アンド・デッカーは、手動工具および電動工具メーカーである。事業は、ツール&ストレージ、セキュリティー、産業の3つの部門で構成されている。ツール&ストレージ部門が売上高でみて最大の部門であり、プロフェッショナル・エンドユーザー、流通業者、小売業者、産業セクターの顧客に手動工具や電動工具を販売している。セキュリティー部門は、電子セキュリティーシステムの導入やアラームおよびビデオ監視などの電子セキュリティーサービスを提供する。産業部門は、スタッド溶接システム、ブラインド・インサートおよび工具、並びにエンジニアリング・プラスチックおよびメカニカル・ファスナーなどのエンジニアリング・ファスナー製品を販売している。米国が最大のエンドマーケットである。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの株価推移
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの週足リアルタイムチャートです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの株価は2021年の220ドルをピークに大きく下落し、約1/3程度の株価になっています。2013年頃とほとんど変わらない株価水準になっています。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの長期的には上昇傾向にありますが、年ごとにEPSの増減が大きい印象があります。
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのPERを1日ごとに図示したグラフです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのEPSは多くの期間で20倍前後を推移していますが、EPSが落ち込んだ2010年、2018年は大きく上昇しています。
スポンサーリンク
一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカー一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのBPSは2009年以降、緩やかな上昇傾向にあります。
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのPBRはBPSの上昇している一方、近年は株価が低迷しているのでPBRも小さくなっています。
PBRで見た場合、2009年以降で最も割安な水準にあります。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーのキャッシュフロー
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーは2021年はフリーキャッシュフローがほぼ0、2022年は営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがマイナスとなっています。
2021年以降は本業が苦戦していることがうかがえます。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの配当データ
基本情報
・配当利回り:4.05%(2023/5/17時点)
・年間配当額:3.20ドル
・配当権利確定月:3,6,9,12月
・配当支払い月:1,4,7,10月
・連続増配年数:55年
配当利回りの長期推移
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの配当利回りは近年の株価低迷の影響で上昇し、現在は4%程度の水準になっています。
現在の配当利回りは2008年以降で最高に近い水準になっています。
配当金推移と増配率
上記はスタンレー・ブラック ・アンド・デッカーの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
スタンレー・ブラック ・アンド・デッカーは2011~2013年を除いて、毎年3~7%の増配を行っています。
配当性向も比較的低く、まだ増配余地があるように思います。