私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、ロウズ・カンパニーズ(LOW)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
ロウズ・カンパニーズの基本情報
企業概要
ロウズ・カンパニーズは、世界第2位の大手ホームセンターである。2023年のカナダの拠点(RONA, Lowe’s Canada, Réno-Dépôt, and Dick’s Lumber)の売却後で、米国全土で1,700を超える店舗を展開している。住宅の内装・外装、メインテナンス、修理および改築のための商品とサービスを提供する。DIY顧客(売上高の約75%を占める)、DIFM(商品を購入し作業を依頼)顧客(同約25%)、およびプロの住宅施工業者をターゲットとしている。米国国勢調査局および経営陣の推定によれば、米国住宅リフォーム市場において2桁台前半のシェアを有する。
ロウズ・カンパニーズの株価推移
ロウズ・カンパニーズの週足リアルタイムチャートです。
ロウズ・カンパニーの株価は成長株のように順調に上昇していることがわかります。
ロウズ・カンパニーズの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はロウズ・カンパニーズの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
ロウズ・カンパニーズのEPSは年々上昇し、特に2020年以降は急激にEPSが成長しています。
上記はロウズ・カンパニーズのPERを1日ごとに図示したグラフです。
ロウズ・カンパニーズはEPS成長と同程度に株が上昇しているので、
PERの変動は小さく、25倍前後で推移しています。
PERで見ると現在の株価はやや割安だと思います。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はロウズ・カンパニーズ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
ロウズ・カンパニーズは自社株買いや配当を積極的に行っており、
自社株買いや配当増などを通じて自己資本を減らしているので現在は債務超過の状態になっています。
上記はロウズ・カンパニーズのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
ロウズ・カンパニーズは自社株買いや配当増などを通じて自己資本を減らした結果、
PBRの値が異常な値になっています。
PBRにかかわらず、株価は上昇しているのでPBRを割安割高の指標に使うことは適切ではないと思います。
ロウズ・カンパニーズのキャッシュフロー
ロウズ・カンパニーズは毎年安定して営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスとなっています。
このことからロウズ・カンパニーズは優位性のある事業を行っていることがうかがえます。
ロウズ・カンパニーズの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.87%(2023/7/31時点)
・年間配当額:4.40ドル
・配当権利確定月:1,4,7,10月
・配当支払い月:2,5,8,11月
・連続増配年数:61年
配当利回りの長期推移
上記はロウズ・カンパニーズの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
ロウズ・カンパニーズの配当利回りは2008年以降は1.5%前後とほぼ一定で推移しています。
配当利回りで見ると現在の株価は割安でも割高でも無い水準にあると言えます。
2020年のように一時的に景気が大きく落ち込んだタイミングで購入するのが良いと思います。
配当金推移と増配率
上記はロウズ・カンパニーズの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
ロウズ・カンパニーズはほぼ毎年のように10%を超える高い割合で増配しています。
配当性向自体はそれほど高くなく、今後も安定した増配が続くと思います。