私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、マクドナルド(MCD)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
マクドナルドの基本情報
企業概要
マクドナルドは、世界最大のレストランオーナーであり運営会社である。2021年度システム全体の売上高は$1,120億、100以上の市場で4万を超えるレストランを展開している。低価格設定のファスト・コアメニューでレストラン業界に革命を起こし、また、独立系レストランフランチャイジーとの提携を通じて優れた実績を築きあげた。マクドナルドはフランチャイズ・モデルの先駆者であり、独立したレストランフランチャイジーとの提携を通じて世界中で強固な基盤を築いている。売上高の60%以上を、フランチャイズ・ロイヤルティ料とリース料が占めている。残りの大部分は、米国、海外運営市場、海外開発/ライセンス市場の3つの主要部門を通じて運営する自社店舗が占めている。2021年末時点で、フランチャイズ・システムの不動産の55%と建物の80%を保有していることが、品質基準と一貫性を維持するのに寄与している。
マクドナルドの株価推移
マクドナルドの週足リアルタイムチャートです。
マクドナルドの株価はほとんど押し目らしい押し目もなく株価がぐんぐんと上昇しています。
マクドナルドの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はマクドナルドの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
マクドナルドのEPSは年によって増減がありますが、上昇傾向にあります。
上記はマクドナルドのPERを1日ごとに図示したグラフです。
マクドナルドはEPS成長よりも速いペースで株価が上昇しているので、
PERが年々上昇しています。このため、現在のPERは長期的に見て最も高い水準にあります。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はマクドナルド一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
マクドナルドは自社株買いや配当を積極的に行っており、
自社株買いや配当増などを通じて自己資本を減らしているので現在は債務超過の状態になっています。
上記はマクドナルドのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
マクドナルドは自社株買いや配当増などを通じて自己資本を減らした結果、
PBRの値が異常な値になっています。
PBRにかかわらず、株価は上昇しているのでPBRを割安割高の指標に使うことは適切ではないと思います。
マクドナルドのキャッシュフロー
マクドナルドは毎年安定して営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスとなっています。
このことからマクドナルドは優位性のある事業を行っていることがうかがえます。
この潤沢なフリーキャッシュフローが株主還元の源泉になっています。
マクドナルドの配当データ
基本情報
・配当利回り:2.11%(2023/8/11時点)
・年間配当額:6.08ドル
・配当権利確定月:2,5,8,12月
・配当支払い月:3,6,9,12月
・連続増配年数:48年
配当利回りの長期推移
上記はマクドナルドの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
マクドナルドの配当利回りは2008年以降は年々低下し、現在の配当利回りは約2%程度と長期的に見ても低い水準にあります。
毎年増配を行っているのですが、増配よりも早いペースで株価が上昇しているので年々配当利回りが低下しています。
配当金推移と増配率
上記はマクドナルドの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
マクドナルドは毎年5~10%割合で増配しています。
配当性向はまだ余裕があるので、今後も安定した増配が続くと思います。