私は高配当株投資を行っています。
高配当株投資を行う上で注意しないといけないことは投資している銘柄が減配を行うことです。
減配することで株価は大きく下がり、期待していた配当も期待外れになってしまいます。
このようなことを回避するためには毎年増配を行っている企業に投資するのも一つの手だと思います。
米国株には配当貴族に分類される毎年増配を行っているを行っている企業が多くあります。
この記事では、アボット・ラボラトリーズ(ABT)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
アボット・ラボラトリーズの基本情報
企業概要
アボット・ラボラトリーズは、医療機器、成人および小児の栄養製品、診断機器およびテストキット、およびブランドジェネリック医薬品を製造および販売する。製品には、ペースメーカー、植込み型除細動器、神経調節機器、冠動脈ステント、カテーテル、乳児用調整粉乳、成人用栄養剤、分子診断プラットフォーム、免疫学的検査、ポイント・オブ・ケア機材などがある。米国外の売上高が全体の約60%を占める。
アボット・ラボラトリーズの株価推移
アボット・ラボラトリーズの週足リアルタイムチャートです。
アボット・ラボラトリーズの株価は大きな押し目もほとんどなく順調に上昇が続いています。
アボット・ラボラトリーズの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記はアボット・ラボラトリーズの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
アボット・ラボラトリーズのEPSは2016年から2018年にかけて一時的に大きく減少しました。
それ以外は年によって増減はありますが、おおむね増加傾向にあります。
EPSの成長が評価されて株価が上昇しているように思います。
上記はアボット・ラボラトリーズのPERを1日ごとに図示したグラフです。
PERはEPSが一時的に大きく減少した2016年前後に一時的に非常に大きな値になっています。
それ以外のほとんどの期間で30倍前後の水準で推移しています。
現在は35倍弱となっており、PERでみるとやや割高の水準にあると思います。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はアボット・ラボラトリーズ一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
アボット・ラボラトリーズのBPSは年々徐々に上昇しています。
上記はアボット・ラボラトリーズのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
アボット・ラボラトリーズの株価はBPSの上昇速度以上に上昇しています。
このため、アボット・ラボラトリーズのPBRは年々上昇しています。
PBRがマイナスになっている期間も株価が上昇しているので、PBRを割安割高の判断に使えないと思います。
アボット・ラボラトリーズのキャッシュフロー
アボット・ラボラトリーズは毎年多くのフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことから優位性のあるビジネスを行っていることが推測できます。
この安定したキャッシュフローが株主還元の源泉になっています。
アボット・ラボラトリーズの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.98%(2023/11/28時点)
・年間配当額:2.04ドル
・配当権利確定月:1,4,7,10月
・配当支払い月:2,5,8,11月
・連続増配年数:51年
配当利回りの長期推移
上記はアボット・ラボラトリーズの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
アボット・ラボラトリーズの配当利回りは多くの期間で2.0%前後を推移しています。
現在の配当利回りは2.0%弱で長期的に見ると割安でも割高ともいえない水準にあると思います。
配当金推移と増配率
上記はアボット・ラボラトリーズの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
アボット・ラボラトリーズの増配率は年によって増減が激しいです。
配当性向的には余裕があって、EPSも増加傾向なので今後も10%弱程度の増配が続くと思います。