この記事では、ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンス(WBA)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの基本情報
企業概要
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、米国および海外でおよそ13,000店を超える店舗を展開する大手小売薬局チェーンである。交通量の多い好立地に実店舗を開くのが同社のコア戦略で、各店舗を囲む5マイルの地域を合わせると、米国の人口のおよそ80%にあたる人々が居住していることになる。現在、国内の処方箋薬局市場におけるシェアはおよそ20%で、首位を占めている。2021年に、Alliance Healthcareの卸売事業の大半をAmerisourceBergenに$65億で売却し、コア事業である薬局と、VillageMD社と展開するプライマリーケア・クリニック事業とデジタル(オンライン/モバイル)販売事業の強化を図る。また、AmerisourceBergen(29%)やSinopharm Holding Guoda Drugstores Co, Ltd(同40%)にも出資している。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの株価推移
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの週足リアルタイムチャートです。
2016年までは綺麗に上昇するチャートでしたが、その後下落し長期的にはほとんど上昇していないチャートとなっています。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記は四半期ごとにウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスは毎年安定してEPSを稼いでいます。
また、ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのEPSは2009年からおよそ2.5倍に増加しています。
2020年にコロナウイルスの影響か大きくEPSが減少していますが、現在は復活しています。
上記はウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのPERを1日ごとに図示したグラフです。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのPERはコロナウイルスの影響でEPSが減少した2020年、2021年を除いておおむね15倍~20倍前後を推移しています。
現在のPERはおよそ7倍と長期的に見た場合、割安といえる水準にあります。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はウォルグリーン・ ブーツ・アライアンス一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのBPSは年々増加しています。
上記はウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのPBRは長期的にみて、2~3倍の間を推移している期間が長いです。
現在のPBRは1倍強と割安といえる水準にあります。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスのキャッシュフロー
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスは毎年非常に安定したフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことからウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスは他社に比べて優位性のある事業を行っているといえます。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの配当データ
基本情報
・配当利回り:5.29%(2023/2/18時点)
・年間配当額:1.92ドル
・配当権利確定月:2,5,8,11月
・配当支払い月:3,6,9,12月
・連続増配年数:47年
配当利回りの長期推移
上記はウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
ウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの配当利回りは2016年以降の株価下落傾向で年々上昇し、現在5%を超える水準になっています。
現在の株価は配当利回りでみると割安な水準だと思います。
配当金推移と増配率
上記はウォルグリーン・ ブーツ・アライアンスの四半期ごとの配当と増配率の表になります。(株式分割は考慮してあります。)
増配率は年々減少している傾向があり、直近の増配率は1.3%にとどまっています。
2020年を除いて、配当性向は毎年おおむね40%弱なのでまだまだ増配余地はあると思います。