この記事では、ウォルマート(WMT)の銘柄分析と株価・配当・株価指標推移を紹介します。
ウォルマートの基本情報
企業概要
売上高で米国最大の小売会社であるウォルマートは、2022年度末時点で46種のバナーで10,500を超える店舗を運営している。店舗では、さまざまな雑貨や食料品を販売している。国内市場が2022年度売上高の82%を占め、海外ではメキシコ・中米(同6%)とカナダ(同4%)が主要市場となっている。米国内の売上高は、約56%が食料品、32%が雑貨、11%が健康・ウエルネス用品で構成されている。自社で運営するeコマースサイトに加え、Flipkartを含む複数のeコマースサイトを展開している(また、中国のオンライン小売会社JD.comの株式の約10%も保有)。eコマースサイトの売上高は、総計で2022年度全社売上高の約13%を占めている。
ウォルマートの株価推移
ウォルマートの週足リアルタイムチャートです。
成長株のように綺麗な上昇チャートとなっています。
ウォルマートの株価指標
一株当たり利益(EPS)とPERの長期推移
上記は四半期ごとにウォルマートの一株あたり利益(EPS)を図示したグラフです。
ウォルマートはコロナウイルスの影響があった2019年度を除いて、毎年安定してEPSを稼いでいます。
また、ウォルマートのEPSは2009年からおよそ1.5倍に増加しています。
2019年度にコロナウイルスの影響か大きくEPSが減少していますが、現在は復活しています。
上記はウォルマートのPERを1日ごとに図示したグラフです。
ウォルマートのPERはコロナウイルスの影響でEPSが減少した2019年度を除いておおむね15倍~30倍前後を推移しています。
PERで見た場合、現在の株価は割高な水準にあると思います。
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一株あたり純資産(BPS)とPBRの長期推移
上記はウォルマート一株あたり純資産(BPS)を図示したグラフです。
上記はウォルマートのPBRを四半期ごとに図示したグラフです。
ウォルマートのPBRは長期的にみて、3倍前後を推移している期間が長いです。
現在のPBRは5倍弱と割高といえる水準にあります。
ウォルマートのキャッシュフロー
ウォルマートは毎年非常に安定したフリーキャッシュフローを稼いでいます。
このことからウォルマートは他社に比べて優位性のある事業を行っているといえます。
ウォルマートの配当データ
基本情報
・配当利回り:1.56%(2023/2/22時点)
・年間配当額:2.28ドル
・配当権利確定月:3,6,9,12月
・配当支払い月:1,4,7,10月
・連続増配年数:49年
配当利回りの長期推移
上記はウォルマートの配当利回りを日ごとに図示したグラフです。
ウォルマートの配当利回りは2016年以降の株価下落傾向で年々上昇し、現在1.5%程度となっています。
現在の株価は配当利回りでみると割高といえる水準だと思います。
配当金推移と増配率
上記はウォルマートの四半期ごとの配当と増配率の表になります。
2014年度以降毎年2%程度とかなり低水準な増配率となっています。
配当性向は2019年度を除いて、高くても46%程度となっているので増配余地はまだまだ大きいと思います。